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外為(FX)

外国為替証拠金取引

外為(FX)とは

【外為(FX)の特徴】
 レバレッジにより少額資金で大きな額の取引が可能。為替手数料は外貨投資商品の中では最低レベル。外貨の売りもでき、円高でも円安でも収益を上げられる。

 外国為替取引は金融市場で最も流動性の高いマーケットです。1997年の外国為替管理法の改正によって内外の資本取引が自由化されたことをきっかけに生まれたのがFXと呼ばれる「外為」です。

外為(FX)の仕組み

 外為とは証拠金を担保にして、ドル/円やユーロ/円などの通貨間の売買をその証拠金の数倍から数十倍の取引単位(金額)までレバレッジをかけて行える金融商品です。

 レバレッジ取引によって少額で効率的な運用ができ、為替相場の動きが保有ポジションに有利な方向に動けば大きな利益をあげることが可能です。しかし、不利な方向に動いた場合は大きな損失を被る危険があります(下図)。証拠金に対しての値動きが大きく、大きなリスクを伴う商品です。証拠金の何倍まで為替リスクを取っているかを示すレバレッジは、金融庁によって規制が強化され、現状国内ではレバレッジ25倍が上限となっています。これは顧客保護、FX会社のリスク管理、過当投機の防止、といった観点から、導入されたものです。

 外為は、元本(現物)の移動交換を伴わない取引です。買った通貨は売り戻す、逆に売った通貨は買い戻すことを原則に、その一連の売買の差額(損益)だけを決済(差金決済)します。そのため元本(売買通貨)ではなく、差額を決済するための証拠金を預けることにより投資額以上の想定元本による取引が可能となるのです。しかも外貨買いからでも外貨売りからでもどちらでもスタートすることができます。

 外為ではスポットレート(取引日から2営業日後に受け渡しをするレート)で取引を行いますが、2営業日後の受渡しをすると取引が続けられないため、ポジションが日々ロールオーバーされていきます(下図)。

 ロールオーバーとは1日の取引が終了した時点で受渡日を自動的に1日先に繰り延べることです。ロールオーバー毎日繰り返すことにより、保有している外貨取引のポジションの受渡日が到来することは無くなり、決済を先に延ばすことができます。これによってポジションを長期間保有することが可能となります。

外国為替証拠金取引(FX)の仕組み

外為(FX)のメリット

 外為は株式や債券に投資する商品ではなく、外貨取引によって金利差や為替変動からリターンを狙う取引です。外貨取引に特化した商品として、個人投資家の間で急激に広がり、取引業者が激しい競争をしています。他の商品にはない様々なメリットがあります。

■ メリット1 為替手数料が他の商品に比べ安い
 大手銀行で外貨預金をする場合、例えば米ドルの売り買いの往復であれば1米ドルにつき2円の手数料がかかります。また、証券会社の外貨MMFなどの取引でも片道20銭(往復で40銭)程度の手数料がかかります。 ところがFXの場合、手数料がかからないところが殆どです。
 ただし、為替証拠金取引では売りと買いの価格に差があり、この価格差をスプレッドと言います。外貨預金や外貨MMFなどの取引では為替の価格は売買とも同じで、そこからそれぞれ手数料がかかる形になっています。市場取引でリアルタイムの売買を行うFX取引では、実際の為替市場の取引形態と同じ方法を採用しているのです。
 スプレッドは、取引会社、取引通貨によって異なりますが、ドル円で0.4銭程度、ユーロ円で1銭〜1.5銭程度の会社が多いようです。また、経済指標の発表やニュースなどで市場が大きく変動する場合は、このスプレッドが開くことがあります。
 スプレッドを考慮に入れたとしても、他の外貨取引に比べ取引コストは圧倒的に低いと言えます(下図)。

取引コストの比較(為替手数料とスプレッド)

■ メリット2 外貨の「買い」からも「売り」からも取引が可能
 外貨預金や海外に投資する投資信託のような外貨建て投資商品は、外貨の買いからしか取引できません。したがって円安にならないと為替による収益は得られないことになります。一方、FXは外貨の売りからスタートすることもできます。つまり円安だけでなく円高局面からでも利益をあげられる可能性があるということです。
 例えば、円高ドル安を予測する場合、ドルを売り、ドル安円高になったところでドルを買い戻して利益をあげることができます。逆に、円安ドル高が進むことを予測するなら、ドルを買い、ドル高となったところでドルを売ってポジションを解消できます。

スワップポイントの仕組み

■ メリット3 レバレッジ効果で投資資金以上の外貨運用が可能
 FXでは、預け入れた証拠金を担保として、最大25倍までの資金を運用することが可能です。この倍率をレバレッジと言います。
この仕組みによって、少額の資金で大きなポジションを作ることができ資金の効率性は高まりますが、リスクも高くなります。

■ メリット4 スワップポイントを受け取ることができる
 相対的に高金利の通貨の買いポジションを持った場合、スワップポイントを受け取ることができます。スワップポイントとは、金利の異なる通貨を取引・保有した場合に生じる金利差のことです。相対的に金利の安い通貨を売り、高い通貨を買うポジションを保有するとスワップポイントを受け取ることになります。反対に、金利の高い通貨を売り、低い通貨を買うポジションを保有すると金利差はマイナスとなり、スワップポイントを支払うことになります(下図)。
 日本の個人投資家の場合、円を売って外貨の買いポジションを保有するケースが殆どですが、円金利は他の通貨に比べ金利水準が低く、外貨の買いポジションでは、スワップポイントの受け取りになります。逆に、円買い外貨売りのポジションでは、スワップポイントの支払いになることが多くなります。ただし、円の短期金利が外貨の短期金利より高くなれば状況は逆転します。

■ メリット5 24時間リアルタイム取引が可能
 為替は世界中の市場で取引されているため、24時間相場が変動します。東京市場での取引が終わる夕方には、ロンドン市場などで取引が開始され、その後はニューヨーク市場に主要取引が移り、翌日はウェリントン、シドニー市場から取引が開始し、再び東京市場での取引につながります。また、日本の祝日にも海外で取引されており、基本的に土・日曜日、元旦を除き、いつでも取引が可能です。
 外貨預金や外貨MMFは適用外為レートがリアルタイムではなく、例えば日本時間の深夜に大きな相場変動があっても翌日にならないと対応できませんが、FXであれば変動があった時点で取引が可能です。また、ストップロス注文などの機能を使えば、自分が市場を見ていない時でも自動的に取引をすることができます。

外為(FX)のデメリット

 メリットの欄にも書きましたが、FX取引はレバレッジを使って、少ない資金で大きなポジションを取ることができる取引です。資金の効率性は高まりますが、リスクもその分大きくなります。

 FX取引は一時多くの個人投資家が参入して、大きなリスクを取って資産を大きく殖やす人もいましたが、その多くはその後の相場の変動によって資産を失いました。リスクコントロールが自分でできない人には向かない取引と言えます。

 また、為替取引は、上がるか下がるかを当てるだけのゼロサムゲームであり、デイトレードのような短期売買の繰り返しで利益を上げられるのは限られた投資家だけであることを知っておくべきでしょう。