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ワイン投資

WINE

ワイン投資とは

【ワイン投資の特徴】
 ワインは金や原油と同じコモディティだが「需要」「供給」「熟成」の3つに特徴がある。取引コストが高く、長期のリターンを狙う商品。

 ワインも、不動産投資と並ぶ実物資産の1つです。ワイン投資は、欧米では年金運用の一部に組み入れられるほど一般的ですが、日本ではようやく一部の個人投資家の間で注目されはじめた程度です。

 現物ワイン投資の方法は、極めてシンプルです。ワインを選んで購入し、それをワイン専用の温度管理の行き届いた倉庫で保管してもらう。そして売却のタイミングが来たと判断したら、市場価格で売却する。極めてシンプルな「バイ・アンド・ホールド(Buy&Hold)」の投資法になります。

ワインの現物を使って投資する方法

 現物ワイン投資を行う場合、ワインの品質に関して信頼できる会社を使うことが重要です。ワインは保存状態によってその価値が大きく変わりますから、「出自」がとても重要なのです。

 ディスカウントショップなどで、高級ワインが低価格で販売されていることがありますが、店頭に並ぶまでの保存状態や輸送の方法の信頼性が低く、品質に対するリスクが高いことから、投資対象にはなりません。

 ワインは値上がりを待つ間、保管が必要ですが、自宅のワインセラーで保存するのではありません。保管料を支払い、専門の会社の倉庫で管理をしてもらいます。信頼できる業者を選択し、管理をきちんとやってくれる会社を選ぶ必要があります。

 例えば、イギリスのワイン商BB&R(ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド)者の場合、ワインはフランスの創り手から直接BB&R社のセラーに収められ、最終的に飲む時になるまでは、同じ場所で眠っています。投資家の間で売買されることもありますが、所有者が変わっても同じようにセラーに保管を続け、BB&R社が誰が所有者なのかを管理しています。このような方法で醸造されてからの保存状態が良く、ヒストリーがわかるワインは、信頼度が高く、市場でも高く売却できるのです。

現物ワイン投資のメリット

 ワイン投資は、1本1万円以下のワインであれば、1ケースで10万円程度から投資できます。

 購入したワインは、最終的に売却して利益を上げることもできますし、現物をデリバリーしてもらい、自分で飲むことも可能です(輸送量が別途かかります)。

 欧米の投資家の中には2ダース購入して価格が2倍になると1ケースを売却。もう1ケースを自分が飲めば無料になる、といった楽しみをしている人もいるそうです。値下がりした場合には、投資としては失敗ですが、自分の好きなワンであれば飲んでしまうという方法も選択できます。
趣味と実益を兼ねることもできるのが、現物ワイン投資の他の投資にはない特徴です。

現物ワイン投資のデメリット

 一方で、ワイン投資にはデメリットもあります。まず、ワインの価格変動リスクがあります。ボルドーやブルゴーニュの高級ワインは長期的に見れば、今まで大きく値上がりしてきましたが、景気変動の影響を受けることもあります。価格は需要と供給によって決まりますから、供給が安定していても需要が減退すると価格が下がることもあるのです。

 想定通りに値上がりしない場合は、売却損が発生することもありますし、まったく値上がりしない可能性もあります。値上がりするワインを見つけなければならないのは、株式の銘柄選択と同じような難しさがあります。ただし、前述の通り現物ワインは売却するのではなく、倉庫から日本に取り寄せ、自分で消費することもできます。金融商品との大きな違いです。

 また、購入したワインを保管してもらう会社に対する信用リスクや、保管しているワインの破損リスクもあります。

 信用リスクとは、保管してもらっている会社が破綻してしまうリスクです。これに関しては、信用できる業者を選択するしか対処方法はありません。

 さらに、金融商品に比べて、流動性が低く、売りたい時に売れない可能性があります。また、取引コストが高いのも金融商品に比べデメリットと言えます。

 ワインの保有期間中は専用の倉庫で保管する必要があり、保管コストがかかります。

 このように投資に関するコストが高いことから、ワインの現物で短期でのリターンは期待できません。5年から10年かけてじっくりと価格上昇を待つのが、この投資のオーソドックスな方法になります。

ワイン投資と金投資の違い