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フィリピン株が堅調、景気回復の勢い強まる

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フィリピン株が堅調、景気回復の勢い強まる

フィリピンの株式相場が堅調だ。5日はアジア株式相場が高安まちまちの中、フィリピン株は反落したが、なお最高値圏にある。背景には、投資家が他のアジア諸国に比べて経済基盤が強いとみていることがあるようだ。

堅調相場の直接の理由は、2014年の終盤から景気回復の勢いが強まってきたことだ。フィリピンの14年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期と比べ6.9%増だった。建設部門などの伸びが目立ち、インフラ事業も手掛ける複合企業のアヤラ・コーポレーションなどに買いが入っている。

悩みのタネだったインフレも落ち着いてきた。2月の消費者物価指数(CPI)は、世界的な原油安を受けて前年同月比2.5%上昇にとどまった。市場では「景気が再び拡大してきたうえ、当面は利上げする必要がない」との見方が強まっている。

フィリピン経済が評価されるもうひとつの理由といえるのが経常黒字だ。海外労働者からの送金が国を支えており、巨額の赤字に苦しむインドネシアなど他の新興国に比べて安定感があるとみられている。

汚職の横行や治安の悪化など課題も指摘されるフィリピンだが、経済基盤の強さは投資家の買いを今後も支えそうだ。

(NQNシンガポール=編集委員 日高広太郎)

日経電子版より

 

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