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不動産投資ニュース

2016年度のソニーの躍進に見る光と影

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2016年度のソニーの躍進に見る光と影

かつては「日の丸電機メーカー」として名を連ねた東芝。さきの会計不祥事に端を発する一連の騒動に関するニュースが出るたびに投資家はもとより、我々日本人の肩を落とす話題が続いている。

悪いニュースが続く東芝を尻目に、AV Watchにソニーの好調さを示す記事が掲載された。

“ソニーは21日、2016年度通期の連結業績見通しを上方修正した。売上高は、2月発表の予測と同じ7兆6,000億円だが、営業利益は450億円プラスの2,850億円、純利益は470億円プラスの730億円。”

引用元:http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1056351.html

上方修正といってもその額はかなりのものだ。営業利益は118%増、純利益に至っては280%増で3倍近くに迫る。

このソニーの好調さには「光と影」が介在している。特に大きなインパクトのあった2つの光と2つの影をセグメント別に取り上げ、表を使って解説していきたい。


※表はソニーの2016年度「説明会配布資料」のデータより筆者が作成
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/fr/16q4_sonypre.pdf

1つ目の光「ゲーム事業」

スマホゲームの売上好調で各ゲーム会社は嬉しい悲鳴を上げているが、従来の据え置きゲーム機を支持するコアなゲームファンは依然として存在する。現時点で据え置きゲーム機を製造するメーカーは任天堂、ソニー、マイクロソフトの3社でしのぎを削っており、ソニーはPS4とPS VRの売れ行きが好調だ。

PS4の累計販売数は今年1月時点で5,000万台を超えており、これは歴代のPSシリーズのなかで最速のペースを誇る。
また、「VR元年(ヴァーチャルリアリティ)」と呼ばれた2016年に発売されたPS VRも売り切れが続いている。営業利益2,887億円の内、ゲーム&ネットワークサービスは1,356億円と46.9%も稼ぎ出している。2016年度のソニーの好調さは、据え置きゲーム機がその一端を担っているのは間違いないだろう。

2つ目の光「金融ビジネス」

「ソニーはエレクトロニクスやゲーム」というイメージがあるが、「金融としてのソニー」は依然として強い。先に取り上げたPS4とPS VRの好調さが目立つが、ソニーは金融ビジネスで1,664億円もの営業利益を得ており、ソニーの連結業績全体で見ても57.6%と半分以上を占める「稼ぎ頭」となっている。ソニーの金融ビジネスには「ソニー生命保険」「ソニー銀行」「ソニー損保」があり、中でもソニー生命保険は総資産5兆円を超えている。

2つの影「映画事業の減損計上」「熊本地震の打撃」

今度は影についてスポットを当ててみよう。2016年度はソニーにとって映画と災害のダブルパンチを受けた年となった。
1,121億円もの映画事業の減損を計上し、熊本地震で615億円のソニー工場損失を計上した。

このように2016年度決算発表ではソニーはゲーム事業と金融ビジネスで営業利益の多くを稼ぎ出し、映画事業の減損計上と熊本地震の打撃を補填した格好だ。

2017年、ソニーの更なる躍進が期待されている。

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