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気がつけば投資家、余ったお金を投資「おつり投資」が始まる

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気がつけば投資家、余ったお金を投資「おつり投資」が始まる

多くの人にとって「投資」と聞くと「数十万、数百万円の自己資金が必要なもの」「日々、チェックが必要な気の抜けない大変なもの」というイメージがあるのではないだろうか。事実、かつての投資といえば「個別銘柄の株式投資」を指し、最低でも数十万円の準備が必要だった。

時代は変わり、ネット証券の投資信託によっては月1,000円から投資することが可能となり、投資に対する金額的なハードルは取り払われた。そして今回、新しく登場したのが「おつり投資」という新しい投資スタイルの提案である。このおつり投資は、カードで買い物をする度にあらかじめ設定した金額と、買い物をする商品金額との差額(つまり「おつり」)を自動的に株式投資などに回してくれるサービスで、意識せずとも気がつけば投資活動に参加しているというユニークなもの。5月18日のNHKニュース記事におつり投資の具体例が掲載されている。

“スマホに専用のアプリを取り込んで利用するこのサービスは、例えば基準の額を1000円と決めた場合、クレジットカードで900円の買い物をすると差額の100円がETF=上場投資信託への投資に回されます。”

このように消費者は1,000円の買い物をして、900円の品物を受け取り、お釣りの100円は現金の代わりに金融商品へ姿を変える事になる。

「投資意識へのハードルを下げる」のが狙いか

このおつり投資はこれまでの少額の投資信託や積立投資と何が違い、その狙いはどこにあるのだろうか?同記事によると次のようにある。

“このサービスを始める「ウェルスナビ」の柴山和久社長は「日常生活に溶け込んだ資産運用のサービスとして、若い人に限らず、これから投資を始めたいという人にも受け入れられるようにしたい」と話しています。”

筆者はこれを見て「投資初心者の意識へのハードルを下げるのが狙いでは」と感じた。これまで投資をやったことがない「初心者」にとって、投資とは金銭面ではなく心理的なハードルを感じる部分の方が遥かに大きい。いくら「月額1,000円からスタート可能!」といわれても、全くの知識や考えなしに投資をスタートできるわけではない。証券口座を開いた後はリスクの許容度に応じた銘柄の選択や、ポートフォリオ、リバランスと呼ばれるメンテナンスなどを意識的に行わなければいけない。それを見て「自分には難しそうだ」「面倒くさそう」という心理的抵抗を感じ、手を出せないでいる人は相当数いると考えられる。

今回のおつり投資は普段、使い慣れているスマホから専用アプリをインストールすることで始められる。サービスによってはロボアドバイザーが自動的に投資を行い、後はレポートをチェックしていく格好となる。

「スマホアプリ」といえば、財布からお金を持ち出す「費用」にあたるのが当たり前だった。だがおつり投資アプリは財布のお金を増やしてくれる、「稼ぐアプリ」となり得る。

有料アプリやスマホゲームで遊ぶ代わりに、おつり投資アプリを入れることで気がつけばあなたもすっかり投資家の仲間入りだ。

参考:NHKニュース 「おつり投資」サービス開始へ カードで少額投資

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