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不動産投資ニュース

日銀のJリート大株主化の先にある「バブル崩壊」という出口

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日銀のJリート大株主化の先にある「バブル崩壊」という出口

低金利が続く中、高利回りのJリートや不動産株に資金が集まっている。その理由は日銀のJリート・不動産株買いだ。

各国の中央銀行は国債の買い入れで市場に資金を投入するのが一般的だが、我が国の中央銀行である日銀は株やJリートを買い漁るという「ガラパゴス中央銀行」の様相を呈している。

「日銀がJリートや不動産株に介入することで安心材料となり、投資家の呼び水になる」

というポジティブな見方がある中で筆者はその先にある危険な出口に憂慮せずにはいられない。

健全な市場メカニズムを歪める日銀のやり過ぎ買い入れ

「中央銀行が資金を市場に投入することで、経済の活性化になるので問題がないのでは?」

そのように考える人も多いかもしれない。だが、中央銀行と個人・機関投資家による投資市場の参画は意味合いが全く異なる。

“ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏は「日銀によるJリートの買い入れはETFと同様、市場での価格形成をゆがめている可能性が高い」と指摘する。”

とあるように日銀は株式大量買いに加えて、Jリートの買い入れを続けている。これにより、日経平均株価は2,000円ほど底上げされているとの試算が各エコノミストからなされている。筆者がこの記事を書いている現在、日経平均株価は2万円前後を推移しているので全体の10%は日銀資本投入がなされていう計算になる。これだけインパクトの大きい資金投入は、健全な市場メカニズムによる価格形成に影響を及ぼしてしまう。

経済や投資市場が低迷している時の買い入れは、投資家にとっての安心材料となり、買い入れや増額政策のプラスの影響を与える。だが、今は日本株の価格変動の動きが小さい上に、超低金利のただ中にあるため、放っておけば株式投資に比べて利回りの大きめなJリートへ自然に資金は流れていくのが自然な動きだ。そこへ日銀のJリート大量買いがあることで価格形成に歪みが生じる恐れがあるのだ。

大幅下落というハードランディングしかない出口

健全な市場メカニズムを歪めること以上に、日銀による日本株とJリート大量買い最大の問題は「出口」にある。

日銀が日々、せっせと買い入れている日本株やJリートはいずれ市場で売却をすることになる。「投資市場で売却」という以外の出口は存在しないのだから、大量の日本株とJリートを日銀が手放す時、それはハードランディングのトリガーになりえる。そうなると、影響範囲は日銀単体に留まらない。株式市場だけでなく、日本経済全体へインパクトを与えかねない危険な引き金に指がかかっている状態だ。

この引き金はいつ引かれるのかは分からないが、いつか引かなければいけない。日銀は今も「市場で売却」というたったひとつの出口しかない、危険なマラソンを走り続けている。

引用元:
http://www.asahi.com/articles/ASK9H6VQ5K9HULFA03C.html

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